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あんずの里市・組合員№03 花田豆腐・花田博司さん

  • 執筆者の写真: あんずの里
    あんずの里
  • 5月22日
  • 読了時間: 2分

あんずの里市が在る【福津市・勝浦地区】。

ここで家業を受け継ぎ45年の、地元老舗豆腐店を営む花田さんご夫妻。


『先代創業者の社長(父親)が病気のため、仕事ができなくなったことが、家業を継ぐきっかけとなりました。兄弟は姉と自分の二人のため、「長男として家業を継ぐのは自分しかない」と漠然と思っていたんです。父親の病気をきっかけに家業を継ぎ、45年。先代の社長からは、作り方は教えてもらっていません。全て、見て体で覚えてきました。』と語る花田さん。


全て、夫婦でつくる手作業で賄っています。そのため、大量生産は一切できません。

生産するこだわりの大豆は、地域のカントリーエレベーター(貯蔵庫お客様へ「うまい豆腐」を提供するために大豆の安定確保は当然です。

豆腐を作るには、水の要素も大事となります。地下130メートルまで掘り進め、理想の水に出会えました。水だけ飲んでも大変美味しいんです。この水をふんだんに使用します。


加熱した大豆から絞りの行程に移りますが、その時、大豆を布袋にいれて絞ることに徹しています。この布袋での絞り作業をしているのは、今ではほとんど見なくなりました。


しかし、これはその行程で出来るおからの味にも大きな影響を与えます。

花田豆腐のおからが美味しいと言われる由縁でもあります。


豆腐の最終段階で苦汁(にがり)を投入します。この苦汁には「これを使う」とのこだわりがあり、およそ豆腐には高すぎる苦汁を使用しています。苦汁は、それを構成する塩化マグネシウムが重要となります。最終段階で苦汁をいれて、手作業で混ぜる。この行程は重要です。

絞り汁の温度・粘度、また外気温度すら影響を与えるため、苦汁を入れて混ぜる行程は、経験値となります。誰にも真似はできません。


『朝3時から作業を開始して、10時30分に終わる。毎日、休みなくこの行程をこなしてきました。

妻共々、どこにも行けず、ただただ、先代の味を自分のものにして、働き詰めの日々をこなしてきました。そしてやっと今があります。』


花田豆腐でしか出せない、この味を作り続けること―。

花田さんご夫妻の積み重ねが誇りとなり、味わい深い勝浦の伝統の味となっています。


 

≫花田さんのお豆腐情報

〇出荷先:あんずの里市

〇出荷時期・商品:

 ・絹豆腐・寄せ豆腐・厚揚げ・おから・豆乳




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あんずの里市利用組合
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